「動画をつくったのに、あまり使われないまま眠っている」——当社の体験セッションで、毎月のように届く声です。
お絵かきムービーとは、白い画面に手でイラストが描かれていく様子を見せる動画です。ホワイトボードアニメーションという手法を、サービス名にしたものです。費用は50〜100万円、期間は1.5〜2ヶ月が目安(動画幹事の相場データ/2026年8月)。
ただ、成果が分かれるのは手法ではありませんでした。シナリオの掘り下げ、イラストの描き込み、納品後の伴走。173本の経営者ストーリーを形にしてきた現場で、差が出たのはこの3点です。定義と相場を押さえ、目的別の選び方までご案内します。
お絵かきムービーとは?ホワイトボードアニメーションとの関係
お絵かきムービーとは、絵が描かれていく過程そのものを見せることで、視聴者の視線を画面に留める動画表現を指します。
技術としてはホワイトボードアニメーションに分類されます。似た言葉が並ぶために、検討の入口でつまずく方が少なくありません。
まずは呼び名と中身を切り分けるところから始めましょう。手法名の違いは、発注の判断材料としてそれほど大きくないというのが当社の見方です。
見極めたいのは、呼び方ではなく設計の中身のほう。この章では、その前提となる定義から整理していきます。


「描いていく過程」をそのまま見せる動画
白い背景に、手が入り込んで線を引く。文字が書かれ、人物が現れ、場面が切り替わる。この一連の動きを止めずに見せるのが、お絵かきムービーの基本構造です。
完成した絵をただ映すのではなく、生まれていく途中を見せる。ここに、視線を引き留める力が宿ります。人は「次に何が描かれるのか」を無意識に追いかけてしまう生き物なのでしょう。
ナレーションと描画のタイミングが噛み合うと、聞くと見るが一致します。理解の速度が上がるのは、この同期が効いているためです。文字だけの資料より速く伝わる理由も、そこにあります。
ホワイトボードアニメーションとお絵かきムービーは何が違うのか
ホワイトボードアニメーションは、描画過程を見せる動画表現全体を指す一般名称です。対してお絵かきムービーは、その手法を使ったサービス名として広まった呼び方にあたります。
つまり両者は、対立する別物ではありません。同じ技術の系統にあり、呼び方の出どころが違うだけと捉えていただければ十分です。
検討中の方から「どちらを選べばいいのか」と尋ねられる場面も少なくありません。手法名で悩む必要は、ほとんどないというのが当社の実感です。
見るべきは名前ではありません。その会社が何を、どこまでつくるのかという中身のほうです。
実写動画・スライド動画と比べたときの立ち位置
描く動画・実写動画・スライド動画の性格の違いを、3つの観点で並べてみました。
実写動画は臨場感に優れます。ただし、過去の出来事や心の中の風景を撮ることはできません。10年前の失敗も、まだ叶っていない夢も、カメラには写らないのです。
スライド動画は安く速くつくれる反面、感情が動きにくいという弱点を抱えます。情報を並べる用途には向いていても、共感を生む設計には限界が見えてきます。
その点、描く動画は過去・未来・内面まで自由に表現できるという強みを持ちます。経営者の人生を扱うのに向いているのは、この自由度があるからだと当社は捉えています。
イラスト表現の活用事例はイラストアニメーション動画の制作費用と集客効果でも詳しくご紹介しています。
お絵かきムービーの費用相場と制作期間
お絵かきムービーを外注した場合、費用は50〜100万円が相場とされる水準です。制作期間は1.5〜2ヶ月が目安になります(動画幹事の相場データ/2026年8月)。
この数字の出どころは、動画制作の比較メディア「動画幹事」(株式会社ユーティル)。2026年8月に公開された種類別データにあたります。
検討を始めた方が最初に知りたいのは、やはりお金と時間ではないでしょうか。他の手法と並べて、価格の位置関係からつかんでいきます。
高いか安いかは、単体の金額だけでは判断がつきません。並べて初めて見えてくるものがあるはずです。
種類別の費用相場と制作期間
アニメーション動画の種類ごとに、費用と期間を並べた表をご覧ください。
| 動画の種類 | 費用相場 | 制作期間 | 出典 |
|---|---|---|---|
| スライドショー | 10〜30万円 | 2週間〜1ヶ月 | 動画幹事の相場データ |
| ホワイトボードアニメーション | 50〜100万円 | 1.5〜2ヶ月 | 動画幹事の相場データ |
| モーショングラフィックス | 30〜200万円 | 1.5〜2ヶ月 | 動画幹事の相場データ |
| 会話劇 | 50〜80万円 | 1.5〜2ヶ月 | 動画幹事の相場データ |
| パラパラ漫画 | 80〜150万円以上 | 2〜3ヶ月 | 動画幹事の相場データ |
| 3Dアニメ | 300万円以上 | 3ヶ月以上 | 動画幹事の相場データ |
※出典:動画幹事「アニメーション動画の費用と料金相場を徹底解説」(株式会社ユーティル/2026年8月4日更新)
描く動画は、ちょうど中位の価格帯。スライドショーより高く、3Dアニメよりは手が届きやすい。表現の自由度と費用のバランスが取れた選択肢と言えます。
自作ツールで作る場合に浮くもの・失われるもの
描画アニメーションをつくれるツールは、月額数千円から使えるものが揃っています。素材をドラッグして並べれば、それらしい動画は数時間で仕上がるでしょう。
浮くのは制作費です。失われるのは、第三者の目を通した構成の設計と、その人だけの絵という2点にほかなりません。
テンプレート素材は誰でも使えるため、同じ雰囲気の動画が世の中に並びます。差別化を目的に発注したはずが、逆に埋もれてしまう。この逆転が起きている例を、当社は何度も見てきました。
価格差はどこから生まれるのか
前掲の相場データにある50万円と100万円の差は、絵の枚数だけでは説明がつきません。大きいのはヒアリングにかける時間と、シナリオを書く人の存在です。
30分の打ち合わせで台本を受け取る制作もあれば、数時間かけて経営者の半生を掘り起こしてから書き始める制作もあるでしょう。前者は速く、後者は深い。
求める成果によって、選ぶべき側は変わってきます。安さが正解になる場面も当然あるのです。
制作会社の見極め方はブランディング動画制作会社の選び方で判断軸を整理しています。
同じ「描く動画」でも、成果が分かれる3つの分岐点
同じ「描く動画」という手法を選んでいても、そこから生まれる成果には、驚くほど大きな開きが出てきました。
当社に寄せられる相談を振り返ると、分かれ目はシナリオ・イラスト・納品後の伴走という3点に集約されます。
どれか一つが欠けても、動画は動き出しません。三脚の足が一本折れているような状態、と言えばよいでしょうか。
ここでは、その全体像をご紹介します。細部は次の章から順に見ていきましょう。
発注先を比べるときの視点としても、この3つは使えるはずです。
つくった動画が眠ってしまう理由
「せっかくつくったのに、どこに載せればいいのか分からない」。体験セッションで、この言葉を何度も受け取ってきました。
原因は動画の出来ではありません。つくる前に「誰に、どの場面で見せるのか」が決まっていなかったこと。ここに尽きます。
置き場所の設計がないまま納品されると、動画はYouTubeの片隅に上がったきり止まります。再生数は伸びず、やがて存在自体を忘れられていきます。
あなたの手元にも、そうした一本が眠っていないでしょうか。
3つの分岐点を一覧で比べる
3つの分岐点を、発注前に確認できる形で並べてみました。検討中の制作会社と照らし合わせていただければ幸いです。
見るべきは、各社のうたい文句ではありません。工程のどこに時間とお金を配分しているか。そこに制作の性格が表れるものです。
| 分岐点 | つくって終わる制作 | 成果につながる制作 | 発注前に確かめたいこと |
|---|---|---|---|
| シナリオ | 台本をこちらで用意 | 専門のストーリーテラーが人生を掘り起こす | ヒアリングは何時間とるか |
| イラスト | テンプレート素材の組み合わせ | その人のために描き起こす | 過去作の絵を見せてもらえるか |
| 納品後の伴走 | 納品して終了 | 使い方まで設計して同行 | 納品後のサポート範囲 |
順に見ていくと、それぞれが独立した項目ではないと分かります。シナリオが浅ければ、絵はただの装飾に留まるでしょう。絵が弱ければ、伴走する土台そのものができません。
3つは鎖のように連なっているのです。どこか一箇所だけを強くしても、全体の強度は上がらないという性質を持ちます。
次の章から、一つずつ中身を見ていきます。
シナリオ——何を描くかより、何を語るか
イラストは、物語を運ぶための乗り物にすぎません。乗せるものが決まっていなければ、どれだけ丁寧に描いても届く先は変わらないのです。
当社の制作は5つのステップで進みます。ヒアリング、物語化、イラスト、ナレーション、そして一本の映像へ。
このうち最も時間を割いているのは、最初の2つ。絵を描き始めるまでが、いちばん長い工程でした。
何を描くかを決める前に、何を語るかを決める。順番はいつも、こちらが先でした。
この章では、その最初の工程で当社が何をしているのかをご紹介します。
ヒアリングで掘るのは「なぜ、この仕事なのか」
多くの動画は「何をしている人か」の説明で終わってしまいがちです。事業内容、実績、サービスの特徴。どれも正しい情報です。
ただ、人の心が動くのはそこではありませんでした。「なぜ、この仕事をしているのか」。ここに触れたとき、画面の向こうの空気が変わるのでした。
当社のヒアリングでは、成功体験より挫折や遠回りを聞かせていただく時間が長くなります。順風満帆の経歴より、うまくいかなかった日々のほうが胸に残るからです。
情報は忘れられても、感情は残ります。その順番を、当社は制作の前提に置いています。
私たちが拠り所にしているのは、人は理解し合うことで幸せになれるという考え方です。動画は、その理解を橋渡しする道具にすぎません。
6〜8分に削り込む意味
当社の感動ムービー®は、6〜8分を基本の尺にしています。
参考までに、YouTubeで公開されている同種の人生ストーリー作品7本を当社が実測しました(当社調査/2026年9月)。尺は11分47秒から16分20秒、中央値は15分00秒が中心です。
実測した一例が、お絵かきクリエイターまちりお氏の人生ストーリー(16分20秒)。藤永めぐみ氏の作品は15分00秒でした。
どちらが正しいという話ではありません。情報を余さず伝えたいなら長く、最後まで見届けてもらうことを優先するなら短く。設計思想の違いが、そのまま尺に出ます。
当社が短いほうを選んだ理由は、視聴維持率という一点にありました。視聴維持率とは、動画がどこまで見られたかを示す割合のことです。例えば10分の動画が平均3分で閉じられていれば、30%となります。
30〜50%という数字(当社の実績データ/2026年9月時点)は、削る作業の積み重ねから生まれています。削られた素材が惜しく感じる瞬間も、正直あるのですが。
〜16分20秒 中央値は15分00秒 当社調査(YouTube公開作品)/2026年9月
自分では気づいていない原点を、他人が見つける
「自分のストーリーなんて、語れるものがない」。体験セッションの冒頭で、ほとんどの方がこうおっしゃいます。
けれど1,300人を超える方とお話ししてきて(当社実績/2026年9月時点)、語るものがなかった方はいらっしゃいません。ご本人にとって当たり前になっている出来事ほど、外から見ると強い輪郭を持っているのです。
自分の人生を自分だけで振り返るのは、想像以上に難しい営みです。だからこそ、掘り起こす役を外に置く意味があると当社は考えています。
ストーリーが記憶に残る仕組みはストーリーテリングの効果とは?記憶に残る理由とビジネス活用法でも扱っています。
イラストのクオリティ——線の温度が、信頼に変わる
経営者の顔が動くわけでもなく、実写の映像でもありません。それでも、見た方が思わず涙を流すことがあります。
その差は、線の一本一本に宿っていました。絵のうまさではなく、その人に向けて描かれたかどうかという一点です。
同じ手法を使っても、ここで仕上がりの温度がはっきり分かれます。テンプレートを並べた画面と、聞いた話から起こした画面。
並べて見比べると、違いは言葉にしなくても伝わるものです。この章では、イラストの質が何を左右するのかを見ていきます。
テンプレートの絵と、その人のために描かれた絵
素材集の人物は、誰の顔にも似ていません。似ていないからこそ汎用的で、どんな動画にも収まるわけです。
一方、ヒアリングで聞いた景色を手で描き起こすと、そこに固有の情報が入ります。創業した部屋の窓の位置、当時よく通った道、家族と囲んだ食卓。
細部に見覚えがあると、本人だけでなく周りの方まで反応が変わるのです。社員やご家族が先に泣き出すという場面も珍しくありません。
「自分の人生が、ちゃんと絵になっている」。納品時にいただく言葉として、当社がいちばん多く受け取るのがこの一言でした。


過去も、未来も、夢も描けるという自由
創業前に勤めていた会社の風景。倒れそうになった時期の暗さ。10年後に実現したい景色。これらは撮影では手に入りません。
イラストアニメの強みは、時間軸から解放される点。まだ存在しない未来さえ、線で描けば画面に出せるのです。
当社が扱うのは経営者の半生です。その素材の大半は、カメラの射程の外にあります。
描く手法を選んでいるのは、表現の好みではありません。人生を扱うなら、これしかないという必然に近いものです。
つくって終わりか、使えるようになるまで伴走するか
動画というものは、納品された瞬間が完成ではありません。むしろ、そこからが本当の勝負だと当社は捉えています。
3つ目のこの分岐点が、最も差の出やすいところでした。眠る動画と、働き続ける動画を分けるのもここです。
制作の前後に体験セッション・信頼構築セミナー・コンサルティングを置いているのは、そのためにほかなりません。
つくる工程だけを切り出しても、成果までは届かないのです。動画が働き始めるのは、置き場所が決まってからでした。
ここでは、納品の前後で当社が何をしているのかをご紹介します。
体験セッションで、語る言葉を先に見つける
いきなり制作に入ると、「何を話せばいいのか分からない」まま収録の日を迎えます。そこで当社は、マイストーリー体験セッションという場を先に用意しました。
これまで1,300人を超える方と、この時間を重ねてきました(当社実績データ/2026年9月時点)。動画をつくらない方も参加されます。自分の言葉が見つかること自体に価値がある、という声を数多くいただくためです。
ここで輪郭が出てから制作に進むと、ヒアリングの密度が明らかに変わるのでした。順番の設計が、最終的な尺と維持率にまで効いてくるのです。
信頼構築セミナーで、動画の置き場所を設計する
動画単体では売上は動きません。誰に、どの順番で、どの場面で見せるのか。この設計とセットになって、初めて機能します。
当社は全国35ヶ所で信頼構築セミナーを開催してきました。その数は累計213回、お話しした経営者は2,000名にのぼります。満足度は96.8%というご評価をいただいています(いずれも当社実績データ/2026年9月時点)。
ここで扱うのは動画の話だけではありません。商談の前に何を送るか、SNSでどう触れるか、紹介が生まれる導線をどう引くか。
動画はその中の一部品という位置づけです。全体の設計があって初めて、一本の価値が立ち上がるのだと考えています。
納品後のコンサルティングで、9つの活用シーンへ広げる
納品した動画は、9つの場面で使えます。ホームページ、ランディングページ、SNS、YouTube、LINE。さらに採用活動、社員教育、イベント・セミナー、商談前の事前共有まで広がります。
一度つくれば、24時間あなたの想いを伝え続ける存在になります。そう捉えると、相場データの50〜100万円という費用の見え方も変わってくるのではないでしょうか。
動画を見る習慣は、もう若い世代だけのものではありません。総務省の調査によれば、YouTubeの利用率は50代までの各世代で8割を超え、60代でも7割を上回っています。
決裁権を持つ層にも、動画は日常的に届く時代。経営者の物語を映像に置く意味も、そこにあります。
※出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」動画共有・配信サービス(2024年のデータ)
当社自身、創業時は広告費をかけられませんでした。無謀だという声もあったなか、1ヶ月後には160万円の売上を立てました。そこから広告費ゼロのまま、累計1.8億円を積み重ねています(いずれも当社実績データ)。
導入いただいた企業では、売上4倍、成約率3倍という変化も生まれました。動画配信から10日で300万円という例もあります(当社クライアント実績/2026年9月時点)。
いずれも、動画を置いただけで起きた結果ではありません。メールやSNSでの配信設計と組み合わせ、見てもらう導線まで引いたうえでの数字です。
再現を狙うなら、配信の予定表を先に決めるところから。完成日より、見てもらう日を先に押さえておくと動きやすくなります。
動画をブランディングに組み込む全体像は動画ブランディングの始め方完全ガイドでご紹介しています。
目的別・どちらを選ぶと後悔しないか
ここまで違いを見てきましたが、どちらの手法が優れているという話ではありません。目的によって、答えのほうが入れ替わるだけのことです。
伝えたいものが商品なのか、それとも人なのか。その一点で、選ぶべきものが変わってきます。
判断の軸を、目的別に整理しました。発注前の物差しとしてお使いいただければ幸いです。
迷ったときは、動画を見た人にどうなってほしいかを思い出すと決めやすいはずです。
認知を取りたいのか、信頼を積みたいのか。ゴールが違えば、適した手法も予算のかけどころも変わってきます。
商品・サービスの説明が目的なら
複雑な仕組みを短時間で理解してもらいたい場合、描画アニメーションは相性の良い手法です。図解と説明が同時に進むぶん、文字だけの資料より速く伝わるはずです。
この用途なら、尺は1〜3分で足ります。テンプレート素材を活用した制作でも、目的は十分に達せられるでしょう。費用も抑えられます。
展示会のブースやサービス紹介ページなど、短時間で要点を渡したい場面と相性が良いと言えます。採用説明会の冒頭や、社内マニュアルの導入部分でも同じことが言えるでしょう。
この用途で高額な制作を選んでも、費用に見合う差は出にくいもの。目的が「わかってもらうこと」なら、そこまでの作り込みは要りません。
経営者自身を知ってもらうことが目的なら
「何を売るか」の前に、「誰から買いたいか」が決まる。当社が現場で実感してきた購買の順序です。
この目的で動画をつくるなら、見ていただきたい点が3つ。シナリオの掘り下げ、描き起こしのイラスト、そして納品後の伴走です。
情報は忘れられても、感情は残ります。残す設計になっているかどうかが分かれ目です。
この場合、費用の安さを優先すると遠回りになりがちでした。語る中身が決まらないまま絵だけが仕上がり、結局使われないという流れをたどるためです。
自己紹介の場面で使う動画の組み立て方は自己紹介動画の作り方【5分テンプレ付き】もご参考になるはずです。
発注前に確かめておきたいこと
見積書の金額だけを並べても、判断は難しいままです。当社がお伝えしているのは、次の3点を尋ねてみるという方法です。
ヒアリングに何時間かけるのか。イラストは描き起こしかテンプレートか。納品後のサポートはどこまで含まれるのか。
この3つの答えで、その制作の性格はほぼ見えてきます。金額の差が何の差なのかを、言葉にしてもらえるかどうか。
そこも一つの見極めの材料になるのではないでしょうか。
答えが曖昧なままなら、いったん保留にするのも手です。急いで決めた一本より、納得して決めた一本のほうが、結局は長く働いてくれるでしょう。
よくある質問
マイストーリー体験セッションや信頼構築セミナーの場で、検討中の方から繰り返しいただく質問をまとめました。
Q. お絵かきムービーとホワイトボードアニメーションは、何が違うのですか?
A. ホワイトボードアニメーションは「描いていく過程を見せる動画」という手法全体を指す一般名称です。お絵かきムービーは、その手法を使ったサービス名として広まりました。技術としては同じ系統です。違いが出るのは手法そのものではありません。シナリオの設計・イラストの描き込み・納品後の使い方まで含むかどうかという点です。
Q. 費用の相場はどのくらいですか?
A. 動画幹事(株式会社ユーティル)が2026年8月に公開した相場データによると、費用は50〜100万円が目安です。制作期間は1.5〜2ヶ月とされています。ツールを使った自作なら費用は抑えられますが、構成やイラストの作り込みに比例して価格は上がっていきます。
Q. 動画の長さは、どのくらいが適切でしょうか?
A. 当社は6〜8分を基本にしています。YouTubeで公開されている同種の人生ストーリー作品を7本実測したところ、11分47秒から16分20秒が中心でした。長さに優劣はありません。情報を余さず入れたいなら長く、最後まで見届けてもらうことを優先するなら短く、という設計思想の違いです。
Q. つくった動画は、どこで使えますか?
A. 当社では9つの場面をご案内しています。ホームページ、ランディングページ、SNS、YouTube、LINE。そして採用活動、社員教育、イベント・セミナー、商談前の事前共有です。一度つくれば、24時間あなたの想いを伝え続ける存在になります。
Q. 自分のストーリーなんて、語れるものがない気がします。
A. 体験セッションでも、最初は同じことをおっしゃる方がほとんどです。当社実績で1,300人を超える方とお話ししてきましたが、語るものがなかった方はいらっしゃいませんでした。ご自身では当たり前になっていることほど、外から見ると強い意味を持っているものです。
ここまで見てきたことを、最後に一度振り返ります。
お絵かきムービーとホワイトボードアニメーションは、同じ手法を別の呼び名で指したものでした。相場は50〜100万円、期間は1.5〜2ヶ月。
そのうえで成果を分けたのは、シナリオをどこまで掘るか、イラストを描き起こすか、納品後も伴走があるかという3点です。
手法の名前で迷う時間は、そう長くなくて構わないと当社は考えています。描く動画であることよりも、そこに何を語らせるか。成果を左右してきたのは、はるかにこちらのほうでした。
私たちはこれまで173本の経営者ストーリーを形にしてきました。全国35ヶ所・累計213回のセミナーでは、2,000名の方とお話ししてきました(当社実績データ)。
そのなかで繰り返し確かめてきたのは、情報は忘れられても感情は残るという一点です。
あなたの会社の「なぜ、この仕事をしているのか」は、いま誰に伝わっているでしょうか。

























