ロゴを刷新した。ホームページもリニューアルした。SNSも始めた。でも、売上は変わらない。顧客の反応も薄い。そんな経験はありませんか。実は、多くの企業が「ブランディング=見た目を整えること」と誤解しています。本当に必要なのは、目に見える「手段」の前にある「設計図」なのです。
目次
ブランディング失敗の最大の原因
「見た目」から始める落とし穴
当社がこれまで数多くのセミナーを開催し、多くの経営者と対話してきた中で、ある共通点が見えてきました。それは「ブランディングを手段から始めてしまう」という失敗パターンです。
ロゴのデザイン、ホームページの制作、SNSの運用。これらはすべて「手段」であって「目的」ではありません。しかし、多くの企業が「競合もやっているから」「なんとなく必要そうだから」という理由で、こうした手段から着手してしまいます。
その結果、見た目は整ったものの、何も変わらない。投資した費用に見合う成果が出ない。そんな状況に陥ってしまうのです。
失敗を生む13の典型パターン
ブランディング支援を専門とするcatapult社が公開した13の失敗パターンは、現場で実際に起きている課題を整理したものです。その中で特に多いのが、以下のような事例ではないでしょうか。
戦略が不在のまま、目立つ施策だけが動いていく。チームは熱心に取り組んでいるのに、他部署は無関心。そもそも「ブランディングで何を解決したいのか」が言語化されていない。こうした状況では、どれだけ予算をかけても成果は生まれません。
私たちが大切にしているのは、「人は、理解し合うことで幸せになれる」という考え方です。ブランディングも同じで、顧客に「理解」してもらうためには、まず自分たちが「何者で、何を大切にしているか」を明確にする必要があります。
設計図なきブランディングの代償
無駄な投資と機会損失
当社がセミナーを開催した際、参加された経営者の多くが「顧客との信頼構築」を課題として挙げました。しかし、その解決策として「ブランディング」を正しく理解している経営者は、決して多くありません。
設計図のないブランディングは、地図を持たずに旅に出るようなものです。どこに向かっているのか分からないまま、予算と時間だけが消費されていきます。ロゴを変えても、顧客の認識は変わらない。SNSを更新しても、反応がない。そんな状態が続くと、やがて「ブランディングは意味がない」という結論に至ってしまいます。
しかし、本当に意味がないのはブランディングそのものではなく、「戦略なき施策」なのです。
チームの熱意が空回りする理由
もう一つよくある失敗が、担当チームだけが熱心で、他部署が無関心というパターンです。これは、ブランディングの目的が全社で共有されていないことが原因です。
「なぜこのブランディングをやるのか」が明確でなければ、協力は得られません。「印象を良くしたい」「今どきの企業に見せたい」といった曖昧な目的では、現場の社員は動きません。
当社が創業以来、一貫して大切にしている考え方があります。それは「人は、理解し合うことで幸せになれる」という信念です。この考え方は、創業者自身の経験から生まれたものでした。若い頃、家族との関係に悩んでいた創業者は、ある出来事をきっかけに「理解」することの大切さに気づいたといいます。
成功する設計図の作り方
「なぜ」から始める重要性
ブランディングの設計図で最も重要なのは、「なぜこの事業を始めたのか」というストーリーです。これが言語化されていないと、全体がブレてしまいます。
例えば、当社では経営者の人生ストーリーをイラスト動画にする「感動ムービー®」というサービスを提供しています。これまで多くの経営者ストーリーを形にしてきましたが、成果を上げている企業には共通点があります。それは、自社の「原点」を明確に語れることです。
「なぜこの商品を作ったのか」「なぜこの地域で事業をしているのか」「なぜこの価格設定なのか」。こうした「なぜ」に対する答えが、ブランドの核となります。
課題の特定と優先順位
設計図を作る第一歩は、現状の課題を明確にすることです。「ブランディングで何を解決したいのか」を言語化してみてください。
顧客からの問い合わせが減っている。競合との違いが伝わっていない。採用で良い人材が集まらない。こうした具体的な課題があれば、ブランディングの方向性も見えてきます。
これまでの経験から分かったのは、成功する企業ほど課題の特定が的確だということです。「なんとなく」ではなく、「この課題を解決するために」という明確な目的があります。
変えるべきこと、変えてはいけないこと
ブランディングは、すべてを変えることではありません。むしろ、「変えるべきこと」と「変えなくてよいこと」を見極めることが重要です。
例えば、創業以来大切にしてきた理念や、顧客から評価されている強みは、変える必要がありません。一方で、時代に合わなくなった表現方法や、伝わりにくいメッセージは、変えるべきです。
当社がこれまで経験してきた成功事例では、課題抽出を徹底し、戦略の起点を見失わずにスタートできた企業ほど、ブランドが利益構造に貢献する明確な設計ができています。
動画で伝える「人柄」という武器
購買基準の変化に対応する
購買の判断基準が「モノ」から「ヒト」へ移り変わっている今、経営者の人柄や想いが最大の差別化要因になります。しかし、人柄を伝えるのは簡単ではありません。
文章だけでは限界があります。動画なら、声のトーン、表情、言葉の選び方など、文字では伝わりにくい情報を短時間で豊かに届けることができます。
セミナーでよく聞かれる質問があります。「どうすれば経営者の想いを顧客に届けられますか」というものです。私たちの答えは、「経営者自身が、自分の言葉で語ること」です。
最も強力なブランド発信とは
「私たちが大切にしていること」「なぜこの仕事をしているか」を、創業者が自分の言葉で語る動画。これが、最も強力なブランド発信になります。
実際、感動ムービー®を活用した企業からは、顧客との信頼関係が深まったという声をいただいています。これらの企業に共通するのは、経営者のストーリーが顧客の心に響いたという点です。
広告費に頼らず、顧客との信頼関係を築いてきた背景には、「理解」の力があります。顧客が経営者を理解し、共感し、信頼する。この流れができれば、ブランディングは自然と成果を生みます。
今日からできる3つのアクション
まず紙に書き出す
今日からできることは、「ブランディングで何を解決したいか」を紙に書き出すことです。「なんとなく」「競合がやっているから」という理由なら、それは危険信号かもしれません。
具体的な課題がなければ、具体的な成果も生まれません。まずは現状を正直に見つめることから始めてください。
1週間以内に課題を整理する
次に、現在のブランドの課題を3つ書き出し、優先順位をつけてみてください。すべてを一度に解決する必要はありません。最も重要な課題から着手することで、効果が見えやすくなります。
これまでの経験から言えるのは、優先順位を決められる経営者ほど、成果を出しているということです。
定期的な見直しを習慣化する
最後に、ブランドの「変えるべきこと/変えなくてよいこと」を定期的に見直す習慣を作ってください。市場環境は変わります。顧客のニーズも変わります。だからこそ、定期的な見直しが必要です。
ただし、核となる理念や価値観は、簡単に変えるべきではありません。表現方法は時代に合わせて変えても、根底にある想いは守り続ける。このバランスが、ブランディングの成功には欠かせません。
まとめ
ブランディングの失敗は、「見た目」の問題ではなく「設計図の不在」が原因です。ロゴやホームページを変える前に、まず「なぜやるのか」を明確にする必要があります。
私たちがお客様から高い評価をいただけているのは、この「なぜ」を大切にしているからかもしれません。世界20カ国、600社以上で導入されている教育メソッド「ほめ育」の開発者、原邦雄氏からは「人生でNo.1の体験」という評価をいただきました。
あなたのブランディングの目的は、何ですか。その答えが明確になったとき、本当の成果が見え始めるのではないでしょうか。
経営者のあなたへ 「見た目」を変える前に、まず「設計図」を明確に。
選ばれるブランドの作り方を7日間でお届けします。

























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